
ごあいさつ

こんにちは、解体経営戦略研究所 所長の石井肇です。
これまで経営コンサルタントとして様々な分野に携わらせていただきましたが、この解体業という世界はこれまでになく面白くやりがいがございます。
目の前だけを見れば、解体業は本当に大変な世界です。
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職場は3K職の代表のようなものですし、業界における立ち位置は建築ヒエラルキーの底辺と自傷気味ですし、かといって儲かるかといえばそうでもなく下請けで薄利多売によるギリギリ経営。高齢化も進み、新入社員はおろか中途採用も大変です。
人員に困りハイリスク・ローリターンの事業では、経営縮小・廃業が相次ぐのもやむを得ません。
解体を依頼されるお客様にとっても、不透明この上ない作業において、疑心暗鬼のまま、出された見積をしぶしぶ納得せざるを得ないということも少なくありません。
残念ながら現状において、解体工事をとりまく環境は負のスパイラルに陥っております。
しかし、私の見方は違います。
日本が高度経済成長を続けてきた昭和期に建てられた多くの住宅やビルが、半世紀を超え寿命を迎えようとしています。
健全な経済は健全な循環があってこそ。
不動産も同じで、老朽化した土地建物をリフレッシュすることで再び活き還ります。
建築物解体の需要はまさにこれからという時期なのです。
全国で急増している「不良資産」を迅速かつ適切に解体することが何より優先事項なのです。
そのためには、「見えないから儲かる」と言われ続けた解体業者が、自助努力で透明化を果たすことが何よりの早道と考えます。
大袈裟な表現でなく、日本が再び世界のトップランナーとしての国力をつけるためには、解体業の改革が急務なのです。
『正直解体』に関わったみなさまの笑顔を活力に、今日も全国を走り回ります。これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。
解体経営戦略研究所 合同会社 代表執行役員 所長 石井肇